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部活と権力

中学生の部活の大会の時期です。

 

中学3年生にとっては最後の大会。大人たちも、

自分の思い出と共に感じられる方も多いのではないでしょうか?

 

部活の地域移行については、あまりうまくいっていないそうですね。

 

先生の働き方改善が目的なのか、

それとも子どもたちの教育のためなのか、

 

学校週5日制の時も同じでしたが、

 「言葉」で言うほど大人にとって教育の優先順位がそれほど高くないことが露呈する気がしています。

 

あとなんでも「地域」にするのも近年の特徴ですね。

 

部活のことについてはこちらが面白い動画でした。

「実は崩壊しつつある部活動の今後のあり方とは」 

 

 

 

不安にさせる言葉

 

この間、ある生徒の表情が暗く話を聞くと

 「部活の大会が近くて、顧問から『〇〇中に勝てなかったらこれまでやったことが無駄になるよ』と言われて不安になってしまって」

 と言っていました。

 

「いや、無駄じゃないから。やってきたこと意味あるから」と伝えましたが

こういう不安にさせる言葉を先生に言われたという話は結構多い。

 

その度に「そうじゃないよ」と言っているんですが、

2名の大人(どちらも先生と言われる立場)が違う価値観を言うのもどうなのかなと思いつつも、

不安にさせるのがどうして教員の思考のデフォルトなんだろうとよく考えます。

 

 

・素直すぎることも問題

 

ただ先生だけでなく、子どもたちも素直すぎない?従順すぎない?とも思っています。

まあ、そういう子が不安になって話してくれてるんだとは思いますが、

自分だったら教師に「無駄って本当にそうですかね?」とか聞く可能性あるなと思います。

 

ただ当時の部活ではだいぶ顧問も怖かったから言えなかったですね。授業中なら聞いていたかな。

生意気ですが、こういう生徒が教員の不用意な言葉を減らす気もしています。

 

 

・教師だけでなく

 

先生のような立場は情報を多く持っているから、立場が強いです。

知らない方は「そういうものかな」と聞いてしまう。

 

こういう権力構造は教師だけでなくヒューマンサービスと言われる、医療、福祉、教育の世界で起こりやすいものです。

 

 

立場の強さを利用してしまわないような、

制度設計(閉鎖的にならない、フラットな組織)が必要なのですが教育は閉鎖性でピラミッド型の組織です。

すべてでなく、一部と思いますが、いじめ、自殺、教員間のいじめ、隠蔽体質なども組織構造を考えると改善されると思われます。

でも、そうなってないし、そうならなそう。大人たちの理解が必要です。

 

 

・教育について学ぶ

 

大人たちが印象や、これまではこうだったという前例で考えやすいので、

教育について学ぶ機会があるといいなと思っています。

なのでこんど「ゆめパのじかん」という映画を上映するのでそれきっかけで興味をもってもらえるといいなとも思っています。

 

あと、気軽に教育についてのクイズができるサイトとかも作れるといいなと思っています。

 

 

ということで、一つ、問題を出しますね。

 

「ゆとり教育で子どもたちの学力は下がったでしょうか?」

 

次回、答えをはじめに載せます。

 

 

 

名称 まなびやしつもんじゅく

代表 土岐幸司

設立 2014年4月

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