公民の授業

しつもん塾の通常授業とは別に11月から毎週中３向けに公民の授業をしてきました。

zoomも交えて、自分の考えを言ったり、話し合うことも取り入れました。意外と楽しかったのですが残り3回。

残りは経済について学びます。

 

1回目は現代の日本の経済について。

ものが売れない（欲しいものがない）時代になりましたが、これはなぜか？また売れない時代に起こったさまざまな「マーケティング」にも触れたいと思っています。

 

2回目は仕事と投資について。ものが売れない（欲しいものがない）時代でどう生きていくか。何の仕事という軸に加えて「どういう風に仕事をしたいか」という視点を持って欲しいと思います。

また、右肩上がりという状況ではない日本において、投資についても説明したいと思います。

 

3回目は福祉について。景気循環とそれに伴う失業について触れ、雇用保険や生活保護、自己破産などの知識を持って欲しいと思います。また、資本主義、社会主義のそれぞれのバランスについても知って欲しいと思っています。

 

公民について教えていると、日本は「民主主義であり、資本主義」というなかなか難しい選択をしていると感じました。資本主義では格差が生じてしまいますが、自分のことで精一杯の人や自分のことしか考えない人が多ければ、政治について関心をもたず、民主主義は成熟していきません。

独裁や、専制の方が、資本主義の競争に対応しやすく（今の中国もそうなっていますが）、民主主義を伸ばすなら北欧のように社会主義に傾いた方がいいのかもなど改めて考えました。

 

とはいえ、岸田総理も「分配」という社会主義的な言葉を掲げた「新しい資本主義」という方向で進めていますし、そのことからも「社会主義」という言葉によくわからずアレルギーを持っている国民が多いのだろうなと見ています。